任意売却と競売

今、10人に一人が住宅ローンの返済に悩んでいると言われています。延滞や滞納で競売されるケースも多くあります。任意売却とは、債務者(住宅ローの融資を受けている側)と債権者・抵当権者(住宅ローン金融機関)との合意により、任意で不動産を売却する事を言います。債務者が住宅ローンの返済を滞らせ、放置していると債権者は、不動産の競売申立てを行います。これは不動産を強制的に売却して、資金を回収しようとする為です。競売になった場合、裁判所より債務内容や、住宅内部が公表されてしまう為、ご近所にも知れ渡ります。また、競売になると、一般の売却市場価格よりも安い価格での売却となります。そこで、競売される前に、債権額より下回る価格を合意の上で、債権者と話し合い、一般の中古住宅と同様に販売できます。債務者は一般の中古住宅売却と同じ扱いになる為、公表されご近所に知れ渡る心配もありません。また、債権者も競売処分と比べ、資金を多く回収できます。このように、お互いにメリットがあります。任意売却後の残務の返済についても、生活状況に合わせた小額返済や、一時金による債務免除など返済方法を選択できます。このように、競売の様に強制的では無いうえ、柔軟に対応されます。また、任意売却は“担保不動産競売開始決定通知書”が届いてからでも、手続きは可能です。しかし、債権者によっては、競売申立て後の任意売却を認めてくれないケースもある為、督促状や催告状が届いている時に、早めに検討する事が問題解決の道筋へと繋がります。なお任意売却は最終手段であり、住宅ローン返済のための金利を下げるための銀行比較などできる限りのことを行なってから検討すべきです。